12/07/2026
GENIC magazine|TEMPO TROPICAL 熱帯的時間 西山勲 西山 勲
数多くの旅撮影や取材を経験してきた写真家 西山勲が選んだ最高の旅先は、いつか故郷と呼びたいという“ブラジル”。高校2年から1年間のサッカー留学で初めて訪れた、思い出の詰まった土地です。
「ブラジルの強烈な光と色彩のもと、陽気さと切なさが共存する感受性の強い国民性を肌で感じることができました」。
写真のテーマは、時計の針ではなく土地のリズムに従う“Tempo Tropical” 熱帯的時間。人生を謳歌する人々のエネルギーに満ちた、西山勲のスペシャルインタビューです。
写真のキャプション
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1.「パラグアイから国境を越え、ブラジルへ。その途上、かの有名なイグアスの滝を観光するために泊まったホテルにて。目的地と目的地の間にある、こうした景色の方が記憶に残るのはなんでだろう」(フォズ・ド・イグアス)
2.「サンバやショーロといったブラジル音楽に欠かせない弦楽器であるカヴァキーニョ作家、ロジェリオ・サントスさんのアトリエの窓から見えたリオデジャネイロ旧大聖堂」(リオデジャネイロ)
3.「陽が落ちて、空も海も彩度の低いピンクに染まったイパネマビーチ。あちこちから波の音に混じって音楽が聞こえてくる」(リオデジャネイロ)
4.「サンバの取材で、名も知らない郊外の町へ。ボールさえあればどんな場所でも観客が集まり、そこはスタジアムになる」(リオデジャネイロ郊外)
5.「リオデジャネイロへ向かう長距離バスの休憩地点から見えた風景」
6.「ポン・ジ・アスーカルという奇岩の麓にある、ブラジル音楽・ショーロの専門学校。若者たちが熱心に楽器を奏で、語り合っていた」(リオデジャネイロ)
7.「灼熱の昼下がり。熱気から日陰の路地に逃げ込んだら、彼と目が合った」(リオデジャネイロ)
8.「リオデジャネイロに向かう長距離バスからの眺め。腰の痛みとともに目覚めると、車窓から遙か遠くの地平線に朝日が見えた。13年ぶりのブラジルの地を目前に、疲労と不安と高揚が入り混じる朦朧とした様子がそのまま写真になったように思う」
9.「巨大な集合住宅に真っ青なネットが被さり、空の一部になっていた」(サンパウロ)
10.「長距離バスが2、3時間おきに停留する休憩地点にて。きっと二度と来ることのない偶然見つけた風景は、刹那的な出会いと別れを感じてずっと心に残る」
11.「医者から転向し、ギター職人となったテルシオさん。転職のきっかけは、奥さんの誕生日に贈るギターを自作したことだそう。時代を経た工房の雰囲気も美しかった」(リオデジャネイロ)
インタビューより一部を抜粋
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「旅先で自分自身が見たもの、立ち会ったものに価値を見出して、シャッターを切ります。旅先で自分だけの景色を見つけることができたら、それは良い旅になる。
(中略)
僕にとって旅とは、世界と関係すること。旅は楽しいけど、準備は面倒だし、飛行機は窮屈だし、行った先でもリスクがある。それでも旅に出ようと思うのは、その先に知りたいこと、出会いたい人、体験したいことがあるから。遠くから眺めるのもいいけれど、一歩だけ近く、深く足を踏み入れて、まだ見ぬ景色や人々に遭遇したい」
── 西山勲
西山勲プロフィール
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写真家 1977年生まれ、福岡県出身。グラフィックデザイナーから写真家に転向し、世界各地の芸術家を訪ねるインディペンデントマガジン『Studio Journal Knock』を創刊。2025年に写真集『Papa, You’re Crazy〈クジラと天体、父の島〉』を刊行。
愛用カメラ:Hasselblad 500C/M、PENTAX 67II
インタビュー全文と全作品の掲載
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雑誌GENIC
「写真家が選んだ、最高の旅先 vol.77」
https://shop.genic-web.com/products/genic-vol77
※この画面をスクリーンショットし、画像のURLをクリックするとSHOPに移動できます。
GENIC WEB
のハイライトGENIC WEB、又は以下URLより
https://genic-web.com/articles/4244813
西山勲 写真集
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『Papa, You’re Crazy〈クジラと天体、父の島〉』
ソフトカバー・帯つき〈B3ポスター付〉/192ページ/限定1,000部
¥3,850(税込)送料無料
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リオデジャネイロ「サンバやショーロといったブラジル音楽に欠かせない弦楽器であるカヴァキーニョ作家、ロジェリオ・サントスさんのアトリエの窓から見えたリオデジャネイロ旧大聖堂」
リオデジャネイロ「陽が落ちて、空も海も彩度の低いピンクに染まったイパネマビーチ。あちこちから波の音に混じって音楽が聞こえてくる」
リオデジャネイロ郊外「サンバの取材で、